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錦戸亮&船越英一郎が見せたそれぞれの優しさ 『トレース~科捜研の男~』は新章に突入

リアルサウンド

19/2/26(火) 6:00

 『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)が、3月4日放送の第9話にて新章に突入する。振り返れば、真野礼二(錦戸亮)の過去に関する真相が一気に究明された第6話で一度新章と銘打たれていたが、再び彼の過去の本当の姿が明らかになっていくことが期待される。

参考:船越英一郎の漢気溢れる姿

 というのも、第7話、そして2月25日に放送された第8話は、真野の過去についてはほぼ進展のない回であった。第7話は、真野と沢口ノンナ(新木優子)、虎丸良平(船越英一郎)という2人の関係性に焦点を置いた回。第8話は、橋本梨央(石井杏奈)、御手洗治(渋谷謙人)、根岸秀司(落合モトキ)の3人を巡る悲しい殺人事件をメインにした回だった。

 『トレース』の毎話のクライマックスとなるのが、真野、沢口、虎丸が遺族に事件の真実を伝える場面だ。御手洗と根岸は、過去に犯した罪から橋本を必死に守り抜くため、“下手な嘘”を貫き通していた。“他人”と心にもないことを吐き捨てたのも彼女のため。大粒の涙を流し真実を受け止める橋本に、「たとえ姿が見えなくてもどれだけ離れていても、心は繋がっている。それが家族というものなんだと思います」と真野は優しく微笑みながら告げる。真野は25年前に起きた「武蔵野一家殺人事件」にて、家族を何者かに殺されている。そのことを橋本はもちろん、沢口すらもまだ知らない。その言葉は、真野の心の中にある一つの真実の欠片だ。“家族”という言葉の意味を改めて考えさせられる。余談ではあるが、「錦戸亮」というフィルターでこの言葉を当てはめるとすれば、彼にとっての家族が「関ジャニ∞」であることが自然と見えてくる。どこか、彼だからこそ似合うセリフであるように思えるのは気のせいだろうか。

 一方で、御手洗の取り調べをする虎丸の言葉は男気のあるセリフだった。事件がマスコミによって公になることで、橋本の秘密が世間に知られることを恐れる御手洗。「お前は逮捕されてから俺に嘘ばっかりついてきたからな。信用できねえんだよお前の言うことなんか」と虎丸は切り捨てるが、根岸の益山殺しは動機不明ということで書類送検に。つまり、御手洗と亡くなった根岸の思いを受け止め、足が付かないようにしたということ。去り際、虎丸は「ここまで一人でよく頑張ったな」と言葉を残し、取り調べ室を出ると一人上を向く。定年退職間際、常に事件を捜査するベテラン刑事の虎丸が、加害者であり遺族でもある根岸に彼なりの優しさを見せた、哀愁漂うシーンである。

 新章突入の第9話では、早川尚文(萩原聖人)からついに真野の姉・仁美(夏子)の妊娠に関する情報が明らかになる。予告では、警視庁刑事部長の壇浩輝(千原ジュニア)が、科捜研の科長・海塚律子(小雪)に接触。虎丸が沢口に「お前、あいつのこと好きなのか?」と聞くシーンも確認できる。最終回を目前にして、どのようなセミファイナルとなるのか。 (渡辺彰浩)

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