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川島海荷、『モンスター・ホテル』との歩みを語る 「声だけのお仕事で“楽しい”と教えてくれた」

リアルサウンド

18/10/17(水) 15:00

 『モンスター・ホテル』シリーズ約2年ぶりの新作『モンスター・ホテル クルーズ船の恋は危険がいっぱい?!』が10月19日より劇場公開(デジタル同日配信)される。オープニング興収が全世界初週成績合計4410万ドル超え(Box Office Mojo調べ、2018年7月13日~7月15日集計 )のヒットを記録した本作。世界中のモンスターの楽園であるホテルのオーナー、ドラキュラと娘のメイヴィス、そして人間のジョナサンと、モンスターの仲間たちの新たな物語が描かれる。

 リアルサウンド映画部では、日本語吹替版でメイヴィスを演じる川島海荷にインタビュー。シリーズ3作目となる本作への意気込みや、作品の魅力について聞いた。

【写真】川島海荷インタビュー写真

■「3作目を知った時には、『やっぱりな』」

ーーメイヴィスを演じるのは、『モンスター・ホテル』(2012)、『モンスター・ホテル2』(2016)に続いて、本作が3度目になりますね。

川島海荷(以下、川島):次はどんなお話が来るんだろう?とワクワクでした。『モンスター・ホテル2』が決定したときは「えっ?」と驚いたんですが、3作目を知った時には、「やっぱりな」と。アメリカでヒットしているのを聞いていましたし、『2』をやった時に、これから先もどんどん話が続けられそうな、終わりな感じがしなかったんです。色んなストーリーが繰り広げられていて、面白いのはもちろんですけれども、モンスターたちがかわいくてずっと見ていられるなとも思っていました。

ーー1作目と2作目に続き、期待値は大きかったと思うのですが。

川島:大満足なストーリーでした。お父さんの恋愛がフォーカスされるのは意外でしたが、それがポップでかわいらしくもあり、新キャラもちょこちょこ登場しつつ、今までいたキャラクターが成長していたりと、観ていてとても楽しめました。

■「藤森さんのセリフを聞いて笑ってしまう」

ーー共演者の方々には会いましたか?

川島:まだお会いしていないんですけど、声だけ聞いていて、山寺(宏一)さんはやっぱり安定感があって、すごく助けていただいているなと思っています。藤森(慎吾)さんは、より一層上手くなられていて、さすがだなと。実際に藤森さんのセリフを聞いて笑ってしまうこともありました(笑)。台本だけだと分からないセリフがあって、「これどうやって言うんだろう?」って思っていたら、藤森さんに寄せたセリフになっていたので、こんな風にやってくるんだなと「あ~」って嬉しくなりました。観月(ありさ)さんは初めてのキャラクターをやられているのですが、本当にぴったりで。ちょっと小悪魔的なところが色っぽくて、メイヴィスが子供っぽく見えるなと思いつつ、カッコいいなと思いました。

ーー舞台挨拶などで再会できるといいですね。

川島:緊張しますね。実際に声ではお会いしているけれど、一緒の作品に出ていても吹き替えだとあまりお会いできないので、前回もそうだったんですけど、一瞬にして緊張してしまうなと思います。どちらかというと、「いつも聞いてます!」というような感じになるので(笑)、楽しみです。

ーー今回の作品では、これまで娘であるメイヴィスを見守ってきたドラキュラの恋が描かれますね。

川島:お父さんの恋を応援するって、メイヴィス的にもちょっと複雑な心境だと思うし、内容的には攻めているなと思うんです。でもそれをポップにかわいらしく表現していて、私たちが共感できるような部分もあるなと感じました。そんな挑戦的な内容を楽しみながら観られるのが『モンスター・ホテル』の良さだと思うので、ハラハラドキドキをみなさんにも味わってほしいですね。

ーー個性的なキャラクターが多いですよね。

川島:デニスと犬のチッチのコンビはもう最強だと思いました(笑)。2人の掛け合いはコントのようで、ずっと観ていられるし、癒されます。それぞれのモンスターたちに個性が強いキャラ設定があって、それをちょこちょこ出してくるのが毎回クスッと笑えます。みんな自由だな~って。よくまとまっているなっていうくらい、バラバラなキャラクターたちが集まっていますね。

ーー音楽が物語を彩るものでもあるし、動かしていくポイントだなと感じました。

川島:毎回流れる音楽が豪華です。私でも知っているトップアーティストの音楽が使われていたりするので、全米ヒット1位の凄さを感じられます。やっぱり『モンスター・ホテル』のスピード感、躍動感に音楽は欠かせません。「バコンバコーン」って効果音よりは、リズムに乗りながら観られることも新しいなと感じます。

■「『ビビン!』ってきたことを信じて、今ここに」

ーーシリーズ通して「ビビン!」がぶれないキーワードだと思うのですが、実際に「ビビン!」ときた経験はありますか?

川島海荷:「ビビン!」と? いや~どうだろう……。恋愛もそうだと思うんですけど、色んなことに「ビビン!」ときているのかもしれないですね。ドラマとかを観ていて「このキャラクターカッコいい!」とか「この音楽良い!」とか自分の感覚で物事を見たり聞いたりするので、むしろ自分が「ビビン!」ってきたことを信じて、今ここにいるかもしれません。

ーーメイヴィスが成長するにつれ、声を演じる上で意識に変化はありましたか?

川島海荷:10代の時にやらせていただいた1作目は、当時、高めのテンションでやるのがしっくりきていたんですけど、今やってみたらメイヴィスがすっごく明るくて、勢いがあるなと感じて。テンションが全然違って、意外と自分がちょっと落ち着いたのかなって気づかされたりもしました。でも、「駄目だ、メイヴィスはもっと高いぞ!」と思って、気分を上げながらやりましたね。

ーー『モンスター・ホテル』シリーズは、川島さんにとってどんな作品ですか?

川島海荷:慣れない場所に行ったり、普段やっていないことをやったりするときに、まだ不安でいっぱいで緊張することがあるのですが、『モンスター・ホテル』は3まで全部やらせていただいて、ようやく楽しみながらできるようになってきて。自分の中でもすごく大切な作品ですし、声だけのお仕事で「楽しい」と教えてくれた作品です。

ーー『モンスター・ホテル』がシリーズとして長く愛されている理由はどう考えますか?

川島海荷:この作品は、「モンスター」のイメージが覆る作品だと思います。「モンスター」っていうと、ちょっと恐ろしいものをイメージするけれど、『モンスター・ホテル』の中には本当にかわいらしくて、笑顔にさせてくれるモンスターたちがいっぱいいる。そんなモンスターたちの愛らしさが魅力の1つです。そして、アメリカンジョークの部分で、すごく芸が細かい。モンスターたちが個性を出して、小ネタを挟んでくるのがずっと続くので、ちょっと動いているだけでも面白くて。てんやわんやではあるんですけど、その中でも家族愛が一つの軸になっていて、モンスターだけど私たちが共感できる部分がたくさんある。そういう部分で観ている人が入り込みやすいのかなと感じます。

ーーそんな長く愛されているシリーズ作品に携わることができるのも凄いと思います。

川島:ものすごくありがたいですし、すごくラッキーだったなと思います。こうやって演じたメイヴィスが、シリーズ3作に渡って愛してもらえてとても嬉しいです。19歳のときに1作目をやらせてもらいましたが、24歳まで同じ役をできるのはなかなかないことなので、本当に幸せです。

(大和田茉椰)

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