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いま、最高の一本に出会える

Snow Manは今までの自分たちを超えていくーー稽古の緊張感伝わった密着ドキュメンタリー第3回

リアルサウンド

19/3/25(月) 7:00

 『RIDE ON TIME ~時が奏でるリアルストーリー~』(フジテレビ系)では、4週に渡ってSnow Manを特集。3月22日放送の第3回は、前回に引き続き『滝沢歌舞伎ZERO』の稽古に密着。その中で、宮舘涼太が「今までって、できたらできたで終わってた人間だったんですよ」と過去を振り返る一幕があった。この言葉にSnow Manの座長としての意識が滲んでいた。

(関連:Snow Manメンバーの言葉が物語る、9人新体制での活動に懸ける思い 密着ドキュメンタリー第2回

■先輩を超えるSnow Manの挑戦

 滝沢秀明から受け継いだSnow Man主演の舞台『滝沢歌舞伎ZERO』。今年から6人から9人体制となった彼らに巡ってきた大きなチャンス。単に先輩の舞台を受け継ぐだけではなく、演目も大幅リニューアル、さらに主演らしさを打ち出すことが求められている。

 岩本照は、舞台上で披露する生化粧の練習をしていた。慣れない手つきで白塗りを施し、慎重に筆を滑らせて隈取の紅を引いていた。すべての工程を8分以内で仕上げなければならない。「俺、メイクしている間に本番終わっちゃうよ」とこぼした岩本。カツラをのせて、石川五右衛門に変身すると、スタッフからは「カッコいいこと」と声が漏れた。「ジャニーズで初めて」、「(これまで隈取を)描いたことないもん。誰も」。この言葉を聞いた岩本の顔がほころんだ。先輩を超えることを求められる状況で、“初めて”がどれだけ嬉しいか。

 高い身体能力を駆使して挑むパートもあれば、対照的に繊細さが求められるパートもある。その道のプロとはいえ、挑戦している芸事の難易度の高さが伝わってきた。

 宮舘は、冒頭の言葉に加えて「もう5歩、1歩じゃなくて、5歩先に行きたいなって。超えていきたいのは今までの自分ですかね」と続けた。Snow Manの密着を通して、今までの自分を超え続けた先にしか道は開けないのだと改めて思わされた。

■緊張が走る稽古

 『滝沢歌舞伎ZERO』に限ったことではないが、どのステージでも演出の限界ギリギリを攻めるものが多く、常に危険と隣り合わせだ。本番ともなれば視線を下げて安全確認をすることはできない。スタッフを信じて委ねるしかない。

 舞台にはシーンに合わせていくつものセットが用いられるが、そのほとんどが常設ではない。戸板倒しでは、板の上にキャストを乗せて人力で持ち上げて支える。阿部亮平が「下、ズレてるよ」と指摘すれば、渡辺翔太も「なるべく上、並行ね」とアドバイス。佐久間大介が「ちょっとだけズレてんだろ? お前が直せ、お前が早く直せ」と言葉を荒げると、「君たちの失敗で上が怪我するからな」と滝沢秀明も続いた。本番中に怪我人を出すことだけは絶対に避けなければならない。

 渡辺が番組冒頭で「1個のシーンが完璧に仕上がっている部分がないから、もう本当怖いっすね。もうヤバい」と危機感を露わにしていた。雑誌のインタビューでは、通し稽古の時に向井康二の手が震えていたことが明かされている。緊張は千秋楽まで緩むことはなさそうだ。

■佐久間大介の熱量

 今回の放送の中でも、特に高い集中力と熱量を発揮していたのが佐久間大介だ。

 稽古中に、一人のJr.が芝居に集中しきれていないことを指摘されていた。そんなJr.のメンバーに佐久間が発声のアドバイスに加えて、「観せられるものを自分で作れるようにならなきゃけないのは自分の責任だから」と、演者としての心構えも挟みながら指導していた。

 アニメや漫画好きで知られる佐久間。漫画について語っているときの柔らかい笑顔とは別人のようだ。「ステージに出たら100以上のものを観せないと感情を動かすことはできない」黒く大きな瞳で、熱く語る姿に惚れ惚れした。そんな志が大入り満員につながるのだろう。

 個人の能力とチームワークの両方が求められる舞台。先日のイチローの引退会見で、野球の魅力は「団体競技であって個人競技なところ」と語っていたが、その言葉と彼らの姿が重なった。エンターテインメントの裏側は、想像以上に過酷だ。

 次回、3月29日の放送で最終回となる。2月3日京都四條・南座で舞台初日を迎えたSnow Man。本当は何も起きて欲しくないのだが、もう一波乱あったようだ。(柚月裕実)

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