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『革命前夜』『暗殺の森』など4作を上映 ベルナルド・ベルトルッチ監督の追悼特集開催

リアルサウンド

19/1/10(木) 16:00

 2018年11月26日に77歳で逝去した、イタリアの映画監督ベルナルド・ベルトルッチの追悼特集上映が、1月12日から25日にかけてYEBISU GARDEN CINEMAにて開催される。

参考:<a href=”https://www.realsound.jp/movie/2018/12/post-289955.html”>“狂気”を孕んだウィリアム・フリードキンの傑作 松江哲明の『恐怖の報酬』評</a>

 ベルトルッチ監督は、1962年にパゾリーニ原案による『殺し』で監督デビュー。1972年には『ラストタンゴ・イン・パリ』が、その大胆な性描写が話題の一端となり、本国イタリアでは上映禁止処分を受けるなど物議を醸した。1976年の『1900年』では、イタリアの現代史を総括する壮大な叙事詩として高く評価。そして1987年、『ラストエンペラー』で、米アカデミー賞9部門を受賞。その後、『シェルタリング・スカイ』など、政治やセックスの主題を追求した様々な作品を世に放った。第64回ヴェネチア国際映画祭では75周年特別金獅子賞を、第64回カンヌ国際映画祭では名誉賞にあたるパルムドール・ドヌール賞を受賞した。

 今回の追悼特集で上映されるのは、キャリア初期の傑作群である、『革命前夜』(1964年)、『ベルトルッチの分身』(1968年)、『暗殺のオペラ』(1970年)、『暗殺の森』(1970年)の4作品。長編第2作目にあたる『革命前夜』は、スタンダールの『パルムの僧院』を骨子にしつつ、ベルトルッチの故郷である地方都市パルマを舞台に、マルクス主義にかぶれた裕福な出自の青年のアイデンティティが分裂していくさまを描き、若干22歳のベルトルッチの当時の心象風景とヌーヴェル・ヴァーグへの傾倒ぶりが色濃く反映され、第17回カンヌ国際映画祭で新進批評家賞を受賞、大型新人の登場とセンセーショナルな注目を浴びた。

 初のカラー作品となった3作目『ベルトルッチの分身』は、ジャン=リュック・ゴダールと並んで若きベルトルッチのヒーローだったドストエフスキーの『分身』を下敷きに、生真面目な大学講師/凶暴な殺人者という“二重人格”に引き裂かれる青年の姿を描いた。第4作目の『暗殺のオペラ』では、ルイス・ホルヘ・ボルヘスの短編『裏切り者と英雄のテーマ』を、レジスタンス/ファシストの立場が時代によって交錯するイタリアの複雑な現代史になぞらえつつ映像化。同作は、以降ベルトルッチとのコンビで数々の名作を生むことになる、アカデミー賞を三度受賞した名撮影監督ヴィットリオ・ストラーロとの初タッグ作となった。続く『暗殺の森』では、第二次大戦前夜のヨーロッパを舞台に、ジャン=ルイ・トランティニャン演じる青年がファシストの暗殺者へと変貌を遂げるさまを描き、世界中の映画ファンを魅了した。(リアルサウンド編集部)

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