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10代、20代と魅力を更新し続ける三浦春馬 高みを目指すからこそ生まれた役者像を探る

リアルサウンド

18/9/28(金) 6:00

 最近、三浦春馬のカッコよさを、じわじわと実感してい方も多いのではないだろうか。いや、もちろん以前からカッコよかったのだが、「大人っぽいなぁ」と思っていた三浦が、いつしか本当に大人の男性となり、磨きがかかった印象を受ける。

 三浦といえば、幼い頃から子役として活動していたことでも有名。先日『王様のブランチ』(TBS系)に出演した際にも、樹下涼(竹野内豊)の幼少期を演じたドラマ『真夏のメリークリスマス』(TBS系)の映像が流れ、「あの頃が一番かわいかった」と本人も笑顔を見せていた。

【画像】『tourist ツーリスト』の三浦春馬登場シーン

 2006年に『キャッチ ア ウェーブ』で映画初主演を果たし、ドラマ『14才の母』(日本テレビ系)で、中学生の彼女・一ノ瀬未希(志田未来)を妊娠させてしまう少年を演じて世間に鮮烈な印象を残す。翌年には、ブリーチヘアにガラリとイメージチェンジして映画『恋空』に出演し、本作で「第31回日本アカデミー賞新人俳優賞」を受賞した。

 2008年、『ごくせん』第3シリーズ(日本テレビ系)に金髪メッシュにサイドをピンで留めあげた特徴的なスタイルで、Hey! Say! JUMPの高木雄也や三浦翔平らとともに、主要生徒役で出演。同年には『ブラッディ・マンデイ』(TBS系)で連続ドラマ初主演を果たすなど、高校生をメインに描いた作品には欠かせない存在として、不動の地位を築いていく。

 2010年に公開となった映画『君に届け』では、爽やかさMAXの好青年・風早翔太役に抜擢。少女マンガの実写化というと賛否が起こるのが常だが、三浦が“風早くん”を演じることについては、肯定派の圧勝。それほど、三浦の爽やかさは図抜けていた。

 『大切なことはすべて君が教えてくれた』(2010年/フジテレビ系)では、実年齢より5歳上の教師役に挑むなど落ち着いた雰囲気を持つ彼が、『ラスト・シンデレラ』(2013年/フジテレビ系)で扮したのは、遠山桜(篠原涼子)の年下彼氏・広斗。大人っぽい印象のあった三浦が演じたからこそ、その甘えん坊っぷりに視聴者の母性本能は崩壊。「も~ぅ」と口を尖らせてわがままを聞いてしまう桜に、完全同意する女性が続出した。また翌年には、自身発案による『僕のいた時間』(フジテレビ系)で難病と闘う青年を演じてギャラクシー賞を受賞。幅広い作風に挑みながら、着実にキャリアを積んできた。

 一方で三浦は、舞台俳優としての顔も持つ。2009年に地球ゴージャスプロデュース公演『星の大地に降る涙』で初舞台を踏み、劇団☆新感線『ZIPANG PUNK~五右衛門ロック III』(2012年)、『地獄のオルフェウス』(2015年)、そして2016年には『キンキーブーツ』で初主演。Yahoo!ニュース 特集のインタビュー(https://news.yahoo.co.jp/feature/1091)で「ブロードウェイで『Kinky Boots』を観て、『あ、これは』と。日本版を上演することがあったらぜひオーディションを受けたいし、この役を絶対モノにしたいとマネージャーに伝えました」と語っているほど、三浦にとって思い入れの強い作品。女装をしてピンヒールで歌い踊る、それまでの彼からは想像もできないドラァグクイーン役で「読売演劇大賞」優秀男優賞と杉村春子賞を受賞。役者として新たなステージとなった本作は、2019年の再演が決定している。

 既出の舞台や、自身の可能性を広げるために決行したイギリス短期留学を経て、今夏、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』以来約3年ぶりの映画出演となった『SUNNY 強い気持ち・強い愛』で演じたのは、90年代を謳歌するロン毛の大学生DJ・藤井渉役。奈美(広瀬すず)に見せるさりげない(思わせぶりな?)優しさなど、ギャルならずとも、ついつい頬がゆるんでしまうイケメンぶりを披露。かたや同時期に公開となった『銀魂2 掟は破るためにこそある』では、伊東鴨太郎役を好演。ただ冷徹な悪ではなく、人間味のある悪を体現し、ハマリ役と絶賛の声が上がっている。

 そんな三浦をテレビで見ることができるのが、今夜初回放送となるTBS・テレビ東京・WOWOW3局横断ドラマ『tourist ツーリスト』。悩みを抱えた3人の女性が、旅先でミステリアスな男性・天久真(三浦)と出会って本当の自分を見つけ出す物語で、三浦は全3話に出演する。Twitter(https://twitter.com/miuraharuma_jp/status/1024795701039886336)では「次への一歩、新たな感覚、開放的な自分に導いてくれるような作品」と自信を見せているだけに、1話たりとも見逃すわけにはいかない。

 白い歯を見せて笑う少年のような姿と、眼差しの奥にある強さの共存、最近はいよいよ大人の色気や余裕も漂い始めた。10代には10代として、また20代では20代としての魅力を更新し続け、30歳を前に正統派イケメンといった役どころから演技の幅をグッと広げた三浦。自分自身と向き合い、高みを目指すからこそ生まれた“カッコよさ”で、30代、40代と、まだまだ私たちを魅了し続けてくれることだろう。

(nakamura omame)

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