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東方神起が今「Road」を歌う意味 楽曲に込められたメッセージを探る

リアルサウンド

18/7/20(金) 14:00

 今夜7月20日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に東方神起が出演し、7月25日にリリースする最新シングル曲「Road」を歌う。6月に、国内最大規模を誇る日産スタジアムで前人未到の3DAYSを完走した際、いち早くファンに披露したこの曲は、これまでの東方神起の代表曲とはテイストが大きく異なる。恵まれた身体を駆使して魅せる激しいダンスナンバー、そして美しいハーモニーで心を震わせる壮大なバラード。たゆまぬ努力で作り上げた圧巻のパフォーマンスが東方神起の真骨頂だ。だが、今回リリースする「Road」はそのどちらでもないミディアムナンバー。なぜ今、彼らがあえて「Road」を歌うのか、その意味を探ってみたくなる。

(関連:2018年上半期ライブ推定動員ランキング発表 総合1位安室奈美恵、2位東方神起、3位福山雅治

 リリースに先駆けて公開されたMV(フルバージョン)は、北海道の十勝で撮影され、海岸沿いにまっすぐ伸びる道路が印象的だ。ユンホの運転する車を、チャンミンがヒッチハイクし、ふたりでどこまでも走っていくというストーリー仕立て。いつものように「さすが」と唸らずにはいられない、難易度の高い振り付けも、重厚なハモリもない。ただ、そこにあるのは、リラックスしたふたりの笑顔と広大な自然。やがて日は暮れて、夜が更ける。ふたりは静かに焚き火の前で思い出に浸り、そしてまた日が昇る……。その一見なんでもないような風景こそ、私たちの生きる日常だ。

 振り返れば、東方神起はずっと闘ってきた。新しいチャレンジをするたびにぶつかる壁、たくさんの出会いや別れを乗り越えて、今の東方神起の形を創り上げてきたのだ。その道は、決して平坦とは言えなかったが、それでも彼らは謙虚な姿勢を貫き、全力で走り抜いた。そして約2年間の活動休止。2017年に再始動した彼らは、ファンが待っていてくれるか不安だと赤裸々に語っていた。次々と魅力的なアーティストが誕生していく中で、本国はもちろん、日本のファンがどれだけ変わらぬ愛を持って迎えてくれるのか。「恋人でも、2年間待たせるというのは大変なことだから」と。

 もちろんご存知の通り、その心配は杞憂に終わる。再始動後、初のツアーは動員数100万人を記録。日本における海外アーティスト史上最多となった。また、前述したように、全アーティスト史上初の日産スタジアム3DAYSを達成し、2018年上半期ライブ推定観客動員ランキング(音楽ライブ情報サービス「LiveFans」調べ)では堂々の2位。きっと「Road」は、そんな日本のファンへの感謝を伝える、ラブレターのような曲なのかもしれない。

 〈大切な人の目に映る僕を また誇れるように もう一度〉歌詞に込められたのは、これからもファンを魅了する存在でいようとする彼らの決意だ。今後も自らの限界を突破していく闘いの日々は続く。その大前提に、温かく見守ってくれる人への感謝がある。穏やかに笑える日々が何よりも、彼らが走り続けるエネルギーになっているのだというメッセージを伝えたかったのかもしれない。そんな風にとらえると、よりこの曲が愛しく聞こえてくる。

 MVのように一直線でなんの障壁もない人生はない。これまで東方神起が歩んできた険しい道のりを知っているファンであれば、なおさらだ。それでも彼らが目指すのは、まっすぐなエンターテインメントなのだろう。前を向き、ふたりで一緒に、笑顔を届けるためにどこまでも……。2018年下半期も全国ツアーが控えているふたり。願わくばこの先も続く、長い長い道中も彼らが笑って過ごせるように。きっと旅を楽しむ彼らが通った道の後には、多くの笑顔の花が咲き誇るに違いない。(佐藤結衣)

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