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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

第3回

黒沢清、10人の映画監督を語る

テオ・アンゲロプロス

全11回

18/8/8(水)

 自分が映画を撮ることに直結した影響を、テオ・アンゲロプロスからは露骨に受けました。僕が大学4年生の時に、長谷川和彦監督作『太陽を盗んだ男』の撮影現場で制作進行をやっていたんですが、それがようやく終わると大学5年生になっていました。だから数ヶ月間、映画を観られる状況じゃなかったんです。やっと終わって時間ができて、次は自分の8ミリ映画を撮りたいと思っているまさにその時、アンゲロプロスの『旅芸人の記録』を観たんです。これだって思いましたね。こう撮りたい、こんなカットを撮ってみたいと思って自分で撮ったのが『しがらみ学園』いう8ミリ映画なんですけど。全然アンゲロプロスとは違うんですが、めちゃくちゃ長回しをやって、単純にそういうことがやりたくなったんです。