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米倉涼子と小日向文世の対決にまさかの助っ人 『リーガルV』最大のキーマンは向井理だった!

リアルサウンド

18/12/14(金) 6:00

 『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)は、元弁護士・小鳥遊翔子(米倉涼子)がドラマ冒頭に「だって私、弁護士資格ないんだもん」というキラーフレーズが光る、初見にも優しい1話完結型の作品だった。12月13日の最終回は、小鳥遊がその弁護士資格を失うこととなった事件の真実を明らかにする。何度も、法廷における正義とは何かと問いてきたこれまでの物語の最終決戦。「全ての真実を明らかに」という共通の思いのもと、小鳥遊と日本弁護士界のドン・天馬壮一郎(小日向文世)との、正義を賭けた最後の裁判が幕を開ける。

参考:<a href=”http://www.realsound.jp/movie/2018/12/post-292631.html”>その他画像はこちら</a>

 15分拡大スペシャルとして放送された最終回は、およそ30分に渡る法廷でのバトルが大きな山場となる。中でも、大峰聡(速水もこみち)が天馬にとっての婚外子であることに小鳥遊が攻め込み、天馬を激昂させてからは一気にバトルは過熱していく。「見当違いの復讐劇」「法廷は劇場ではない」「彼女の思いに寄り添うことはできない」と元上司として、弁護士会会長として、小鳥遊を冷静に諭していく天馬。ポーカーフェイスにして、鋭く決定打となる異議を唱えていく天馬は、強敵であり、どこまでも冷酷だ。小鳥遊に対して、天馬は「あなた自身があなたの言葉を嘘だと認めた映像がある」と、小鳥遊が大峰を揺すりにかけた証拠をちらつかせる。絶体絶命と思われた小鳥遊だったが、彼女を救ったのは意外な人物だった。

 それが、海崎勇人(向井理)。天馬の被告代理人であり、原告の小鳥遊とはいわゆる敵対関係にあるが、2人は元恋人でもある。映像を公開するという天馬の発言に重ねるように、海崎は「どうした? 怖いのか? 法廷は真実を明らかにする場所だ」「理想を忘れて汚れてしまった男でも法律家の端くれとして真実のために生きてきたつもりだ。これを拒むとしたら一生君を軽蔑するよ」と小鳥遊を逆なでする。そして小鳥遊は受けて立つ覚悟を決めた。

 そうして海崎が公開したのは大峰と天馬が殺害を企て、親子関係にあることを証明する映像だった。まさかの海崎と白鳥美奈子(菜々緒)の裏切りにより、天馬は一気に失墜。血が出るほどの拳で何度も机を殴るその様は、部下に裏切られ全ての権威を失った無念からだろうか。「もうやめましょう!」と近づく大峰に「私には息子などいません!」と父親であることを認めようとしない天馬。法廷から出た彼には執拗にパワハラをしていた秘書・中沢淳美(宮本茉由)からの“ワイン返し”が待つ。ワインを顔にかけられびしょびしょになった天馬が、地に落ちたことは明らかだ。

 第8話で海崎が白鳥に話していた企んでる野望、自身が信じると語る正義の伏線は見事に回収された。海崎のおかげで勝訴することができた小鳥遊は、「Felix & Temma」から「Felix & Kaizaki」になった法律事務所を訪ねる。海崎はあくまでも自分の野心のためと突っぱねるが、「ありがとう~!」と顔をスリスリする小鳥遊に、海崎は「やめれ」と素の訛りが出てしまう始末。思いを寄せる海崎と憎き小鳥遊が目の前でイチャイチャする光景を見せつけられた白鳥は、「まだ好きなんですね」と直球の一言。「まさか」とキザに否定する海崎だが、社長席から外を見下ろす表情は今までで一番の笑顔が滲んでいる。第7話では、ドSの片鱗を垣間見せた白鳥の姿に、乙女のような仕草を見せていた海崎。振り返れば、後半のストーリーで一番の話題をさらっていたのは彼だったかもしれない。

 弁護士資格を失ったのは不当だと認められた小鳥遊だが、京極法律事務所には優秀な弁護士と事務員がいると、また趣味の鉄道列車の旅に出て、物語は幕を閉じる。『リーガルV』は、最後に小鳥遊から一人前の弁護士と認められた“ポチ”こと青島圭太(林遣都)をはじめ、キャラの立った多くのキャストが脇を固めていた。海崎らとの関係性を含め、小鳥遊を中心とした面々がワイワイしているだけで、楽しいドラマだったように思える。米倉とテレビ朝日の“新しい挑戦”としてスタートした『リーガルV』。また、小鳥遊が京極法律事務所の扉を開けて、慌ただしい日々が始まることを心待ちにしている。 (リアルサウンド編集部)

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