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木村拓哉は何事にも妥協を許さないーー“人生初”のTシャツ作りから見えた、自分に厳しい姿勢

リアルサウンド

18/9/13(木) 8:00

 8月5日からスタートした木村拓哉が出演するWEB動画番組『木村さ~~ん!』(GYAO!)。第5回目は、「木村拓哉“人生初”のTシャツ作り」と題して、木村オリジナルのロゴがプリントされたTシャツ作りに挑んだ。

(関連:木村拓哉、“自由研究”で思わぬ展開に? 臨機応変に対応する柔軟性見せたWEB番組第4回

 番組冒頭、総合監督から「どうですか?」と聞かれると、「引き続き心配な……」と漏らした木村。それもそのはず、監督が勝手に作った木村の顔写真プリントのTシャツを着ていたのだ。冷ややかな視線で監督を見つめる木村。なんとも低いテンションで番組がスタートした。

 「あの、ごめんなさい、誰ですか?」と木村が質問した先には、男性スタッフがパソコンの前に座っていた。この番組の編集スタッフだと聞くと、木村は「なん……あの……」と監督をおしのけ、スタッフの顔をしっかり見て「いつもありがとう」とお礼を伝えた。「ホンッとに、ホンッとになんかぐっちゃぐちゃのやつを……ありがとう」と何度も感謝した木村。一方の監督に対しては“愛のムチ”で厳しく接していた。

 今回のテーマはTシャツ作り。第3回目の放送で、番組のオリジナルグッズを作ろうと企画していた。まずは練習としてTシャツ作りに挑戦。ロゴの制作から、Tシャツにプリントするまで、全ての機材が揃っているという。

 ロゴはラジオ番組のタイトルでもある「Flow」。すでに番組ロゴは完成しているが、ここで木村が、「せっかくアレンジャーがいてくれるんだったら、この(Flowの)意味合いをいまもっとここに持たせてもいいんじゃないかな、とは思ったんですよ」とさっそくこだわりを見せた。

 まずはロゴのデザイン制作から。木村は、Flowの「low」の部分をサーフィンのライディングの軌跡みたいにしたい、と提案。タブレットに文字を書くがなかなか納得がいかない様子。

 「待ってね、置きに行かないほうがいいんだよ、きっと」と斜め上を向いて想像を膨らませていた木村。ペンの太さを変えたり、書き方を変えてみたりと試行錯誤を重ねた。「うん」と言いながらも、即座に「もう一回」と線が細いロゴを見て「着たくない」とやり直し。TAKE7で、「これどうっすか」とようやく納得がいったよう。サーフボードを当て込み、「これ作ってみない?」と表情にも笑顔が戻った。

 その後スクリーンに焼き付け、無地のTシャツにプリントするところまで木村が担当。配置を決め、プリントも2色使いできると知ると、Flowのロゴを黒に、サーフボードをエメラルドグリーンに配色。丁寧にインクをのせていく姿はまるで職人のようだった。仕上がりをみると、スタッフからはおお!と歓声があがり、拍手が起こったほど。木村も「いいじゃん」と笑みを浮かべた。

 今回のTシャツ作り、ロゴについて瞬時にアイディアが湧いていたところにも驚いたが、タブレットに何度も文字を書き直す木村の姿が印象的だった。何度も何度も書き直し、時には体を動かして書くマネをしたり、頭の中でイメージしたり。笑顔が消えて真剣な眼差しは、まるで職人のようだった。

 Tシャツ作りを通して見えてきたのは、何事に対しても一切の妥協を許さない木村の姿だった。木村は子どもの頃から特に父親に厳しく育てられてきたことを、雑誌のインタビューなどで明かしてきた。そうした生い立ちもさることながら、どんなことにも真剣に向き合う、妥協をしない、自分に厳しい姿勢というものが伝わってきた。Tシャツ作りですらこの調子。改めて、木村が俳優としてトップスターとして君臨し続けていることに納得がいく。

 最後に、サーフボードのカラーを3色展開しようと提案し、「かわいくないっすか」とこぼす姿からは、早くもTシャツに愛着が湧いていることが伝わった。改めてTシャツを見た木村は「すげー!できた!」「良き!良き!」と喜んだ。それを見ていたデザイナーが「めっちゃいいですね!」と言うと、「いや、(あなたが)デザインしてくれたから」と感謝を伝えた木村。さらにデザイナーが「欲しいです」と漏らすと、「じゃあ、あげるよ」と近寄ってプレゼント。「一号、ぜひ着てください」と、気前の良さを見せる。そんな咄嗟の行動にも優しさとかっこよさが滲んでいた。(柚月裕実)