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いま、最高の一本に出会える

内田理央の弟役に大抜擢!新人俳優・那智が演じるSNSの闇と光 「家族が変化していくところを楽しんで観ていただけたら」

ぴあ

19/4/18(木) 0:00

SNSがきっかけで崩壊していく家族の再生を描く、新しい形の家族ドラマ『向かいのバズる家族』(プラチナイト 木曜ドラマF 木曜夜11時~59分~0時54分 読売テレビ・日本テレビ系 全国ネット)が好評放送中です。

人公はカフェの店長を勤める、篝(かがり)あかり(内田理央)。真面目で周囲からの評判も良い女性ですが、何気なく投稿したある動画がきっかけで「バズり」、突然、インフルエンサーへの坂道を登っていくことになります。

ぴあ編集部では、あかりの弟・薪人(まきと)を演じている新人俳優の那智さんにインタビュー。ドラマ初出演となる那智さんに、このドラマの魅力をうかがいました!

ドラマ初出演、最初は不安でしたが、頑張るしかない!

─── ぴあ初登場なので、自己紹介をお願いします。

レプロエンタテインメント所属の那智です。21歳、京都府出身です。よろしくお願いします!

─── 趣味が絵本集めとうかがいました。

そうですね、絵本を見ると買いたくなってしまうんです。パケ買いします。高校生のときにたまたま『ぼちぼちいこか』というカバが主人公の絵本を手に取る機会があって、子どものときには感じなかった魅力を感じたんです。そこから絵本っていいなあ、奥ゆかしいなあと思って読むようになりました。言ってみれば、子どものときに一番最初に読む、日本人の原点が絵本だと思うんです。人生の参考書のような。
『ぼちぼちいこか』はカバがいろいろな仕事をするんですが、どれもうまくいかないんです。でも、たくさん失敗をするけど「ぼちぼちいこか」というメッセージの絵本で。大人が読んでも得るものがありました。僕の仕事はいろんな役やお仕事をさせていただく機会が多いので、最近もこの絵本のことを思い出しながら頑張っています。

─── 情緒豊かになりそうですね! ドラマは『向かいのバズる家族』が初出演なんですね。

はい。今までは舞台でお仕事させていただいてきて、今回初めて映像作品に出演するので、とても嬉しいです。でも、薪人役に決まったときは、嬉しいというよりも自分がやれるのかな? 舞台とはまた違うスキルが求められると思うので、映像で自分が通用するのかな? という不安が大きかったです。でも、撮影が始まると、もう頑張るしかないなと思ってやらせていただいています!

─── 役者になったきっかけは何ですか?

高校3年生のときにジュノンボーイのオーディションを受けて、そこでベスト100に残ったんですけど、そのとき高校野球をやっていて。野球を続けるのか、オーディションを受けるかの選択をすることになりました。野球は12年間やっていて、たまたま自分はエースでピッチャーだったんです。だから辞めるわけにはいかなくて、オーディションを辞めたんです。
高校卒業後、俳優の夢が諦めきれず舞台を中心に活動していました。その後、浅草軽演劇集団・ウズイチのオーディションに合格し、レプロエンタテインメントに所属することになりました。

─── 憧れている役者さんはいらっしゃいますか?

『HERO』とか、海外のドラマが好きで、こういう役者さんになりたいなあと思っていました。自分を見て、まわりの人が明日も頑張ろうとか、次の日の活力を得てくださることが目標です。
今回のドラマを観て、僕のことを知っていただいたり、舞台を観てくださっていた方にも、こういう演技もできるんだよ、こんな面もあるんだよ、と思っていただけたらうれしいです。

─── 舞台を今までやっていらしたので、失敗ができない現場、というのには慣れていらっしゃりそうですね。

そうなんですけど、舞台と違ってドラマは、お話の進行どおりに撮るわけではなくて、シーン別で撮っていくので、気持ちの作り方で悩んだり迷ったりしながらやっています。

─── ストーリーはSNSがテーマになっていますが、脚本を読んだ最初の印象はどんなものでしたか?

一昔前にはなかった「バズる」という言葉が今ならではで、まさに現代をモチーフにした題材だなと感じました。薪人の役柄は自分と違う部分があったのでわくわくしました。薪人は正義感が強すぎるゆえに暴走してしまうところがあって、SNSでも炎上を起こしたりしているんです。観ている方からしたら、すごく裏表がわかりやすいので、そこも楽しんでいただけたらと思います。

─── そういう裏表があるキャラクターは演じてみていかがですか?

裏と表のギャップを出すのが難しいなと思います。その演じ分けをうまくできるようになりたいです。

─── 那智さんご自身は裏表がなさそうですもんね。

いや、どうでしょう(笑)何考えているかよくわからない、と言われたりします。だから、思ったことはちゃんと言うようにしています。

─── SNSでの「炎上」というのもリアルに今の生活で聞く言葉なので興味深いテーマですね。

リアルですよね。日常で起こっていることなので、老若男女すべての人に身近に感じてもらえるお話だと思うので、世代や性別問わず観ていただきたいです。

─── そしてSNSは「承認欲求」とか「自己顕示欲」というのが根底にあるツールだと思います。

みんな、少なからず、目立ちたいとか自分を見てほしいという気持ちは持っていると思うので、このドラマのようにある日突然バズったとき、それがよけいに出てしまうと思うんです。あかりも「可愛い」ということでバスって注目を浴びて、それで調子にのってしまうんですけど、そういう人間の性質について描かれているのもおもしろいと思います。いろいろ考えさせられるドラマです。
バズった先に、その人たちがどうなっていくか、どう変化していくかというところを観て、楽しんでいただきたいです。

─── 登場人物の感情のアップダウンが描かれているんですね。

そうですね。薪人もちょっと怖い部分を見せ始めていて、ここからもう一段階、おもしろくなっていくと思うので、1話ごとに楽しくなっていくと思います。

─── SNSは那智さんご自身はどんな使い方をされていますか?

自分の趣味やお仕事の日常を投稿しているんですけど、あまりうまく活用できていないなと思います。共演者のみなさんはすごくSNSの使い方が上手で、ストーリー性があっておもしろいので、勉強させていただいています。

弱さも知って、いろいろな感情を見せられる俳優になりたいです

─── 撮影現場はいかがですか? 主演の内田理央さんは事務所の先輩ですね。

はい、撮影が始まる前にご挨拶させていただいたんですが、「頑張ってね」と声をかけていただきました。スタッフさんも他のキャストの皆さんも、不慣れな僕のことをすごく温かく見守ってくださっていて、それが逆にプレッシャーでもあります。頑張らないとなと、気の引き締まる思いでいます。

─── キャストのみなさんとはなじめましたか?

スタッフさんとはけっこう話せるんですけど、キャストさんたちとは歳も離れているのもあって、どうからんでいっていいのかまだわからずにいるんですけど、これから仲良くなれたらいいなあと思います。

─── ドラマの見所について、もう少し教えてください!

あかりの家族のひとりひとりがバズっていくことになるんですけど、それによって、どんどんみんなが変わっていく変化を観て楽しんでいただけたらうれしいです。いろんな人たちがまきこまれていくので。

─── 「家族」もこのドラマのテーマですよね。そこの見所も教えてください。

あかりの家族ひとりひとりが、いろいろな顔を持っていて、おじいちゃんに見せる表情と外での表情とは違っているんです。ひとりの人間が持つ複数の顔の使い分け、というところも見所のひとつかなと思います。

─── 人って、無意識に相手によって顔というか、キャラを演じ分けているところがありますよね。

そうですよね。電話に出るときの声って、ふだんと変えたりするじゃないですか? 無意識なのにおもしろいですよね。

─── それからテーマソングがきゃりーぱみゅぱみゅさんで、時代の象徴のような方なので、このドラマにぴったりだなと思いました。

はい、平成が終わって、新しい時代に向けて世の中が変わっていくなかで、こういったテーマのドラマのテーマソングがきゃりーぱみゅぱみゅさんというのも、いいタイミングでおもしろいなって思います。

─── 薪人は大学生ということで、平成に生まれた那智さんと同じ歳くらいですね。

はい、まわりの大学生の友人たちが、ちょうど大学3年生で就活中なので、インターンとかどんな感じなの? とか聞いてみています。みんな日々成長中みたいです。

─── 那智さんご自身は、この世界に入って変わったこと、成長したことはありますか?

視野が少し広がったと思います。自分が写っている写真や、出ている映像を見て、自分ってこんなふうに見えているんだ、とかこんな動きをしているんだ、と客観的に見ると発見があります。あとは、人とのつながりの大切さをすごく感じています。たくさんの方に支えられているな、と感謝することが増えました。その気持ちはずっと持っていたいし、それを大切にこれから役者として、ひとりの人間としてやっていきたいなと思います。
先輩たちを見て、学び、日々勉強させていただいています。

─── 今後やってみたい役柄や夢についても教えてください。

ジャンルにとらわれずにいろんな役をやりたいです。あとは役者以外のこともやってみたいですし、海外でお芝居もしてみたいです。毎日「生きてる」ということを感じていたいです。一日一日が早すぎて足りないなって思います。24時間は少なくて、一日がもっと長かったらいいのにって思います。

─── 野球はメンタルが強くなりそうですね!

強くなりました。芸能界に入ってからも、野球をしていたときよりつらいことはなかったなと感じています。体力的にも精神的にも、折れない自分でいられています。でも、そこがよくないところなのかなとも思っていて。弱い部分も見せられないとなと思うんです。変に強くなりすぎてしまって、もっと柔軟にやわらかくなって、俳優としていろんな感情を見せられるようになりたいんです。

─── テレビドラマの撮影も長丁場でしょうから体力も必要ですしね。

いえいえ、でもスタッフさんに比べたらぜんぜん大変ではないので!

─── スポーツをされていたからか、きりっとされていますね。

いや、よく黙っていると怖いって言われます(笑)だから最初に、自分から笑顔で話しかけるように心がけています。

─── 初対面の方とお話するときの鉄板ネタみたいなものがあったり?

いや、それがないんです(笑)おもしろくなりたいんですけど、なれなくて。この前もTKOの木下さんに「おもしろくなりたいんですけど、どうしたらいいですか?」って聞いて、助言をいただきました。「降ってくるものだよ。センス」って言われました。

─── それは修行が必要ですね(笑)

勉強していきたいです。

─── まだ21歳ですから、これからですね!

いやでも、年齢はあまり関係ないかなと思っていて、年下でもすごい方もいますし、尊敬しているという意味で、負けたくないなと思います。

─── 真面目ですね。

真面目なのがとりえです。おもしろくなくて、ごめんなさい(笑)

─── 月並みな質問ですが、平成が終わるまでにやりきりたいことはありますか?

このドラマをまずは走りきることと、このドラマに出たことによって、お仕事を次につなげたいです。悔いを残さないように。平成はいろんなことがあった時代ですけど、次の時代になるのがわくわくします。自分も時代とともに変われたらと思います。

─── では最後に、まだこのドラマを観ていない人が観たくなる一言をください!

このドラマはバズると思うので、みなさんも「向かいのバズる家族」を観て、みんなでよりこのドラマをバズらせてください! よろしくお願いします!

─── ありがとうございました!

『向かいのバズる家族』公式HP


撮影/高橋那月、取材・文/藤坂美樹

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