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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

破れ太鼓

津田軍平は、戦後の混乱のなかで財をなしたらしい成金土建屋。津田家には、軍平の経営する会社にイヤイヤ勤めている長男、親爺を風刺した『破れ太鼓』を大声で歌いまくっている音楽家志望の次男、父の便を顕微鏡でのぞき回虫の卵を見つけて大喜びしている医学生の三男、『ハムレット』の芝居の練習に熱中している女学生の次女、その相手をさせられてうんざりしている中学生の四男、父の命令で会社の出資者の息子と愛情のない交際を強いられている長女、そして軍平の妻が暮らしている。軍平は無教養で傲慢な、やや時代錯誤的な暴君だった。こんな軍平と家族とが繰り広げる木下惠介得意のユーモア喜劇。日本映画を代表する大俳優、しかもどちらかというと時代劇のイメージの強い阪東妻三郎を、こうした現代ものの喜劇に起用し、見事に成功させてしまう木下の並々ならぬ力量を、本作品は如実に示している。木下惠介というと抒情的な作風で知られるが、こうした大喜劇においてもその才能は際だっている。小林トシ子のデビュー作でもあり、また木下の実弟・木下忠司も次男役で出演。

上映情報

ジャンル
日本映画
制作年・国
1949/日本
配給
松竹京都
上映時間
110分

キャスト&スタッフ