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ぴあ

悪魔の陽の下に

1987年5月、カンヌ映画祭グランプリを得ながらも凄まじい賛否の渦に巻き込まれたいわくつきの作品。フランス映画の鬼才M・ピアラが渾身の力を込めて描いた、聖性と魔性との葛藤の物語である。どこかブレッソンを思わせる禁欲的なスタイルの中で、北フランスの農村を審美的ともいえる映像で見事に捉えた力作。北フランス・カンパーニュの司祭ドニサンは、並はずれた苦行の中に神への信頼と懐疑への抉別を求めていた。しかしある時、彼は悪魔と出会う。彼は悪魔によって人の心を読み取る力を授けられるが、恋人を殺害し絶望にうちひしがれる少女をついに救うことができない。数年後、彼はある少年の死に立ち会うが、“奇跡を起こせ“との心の声を聞き……。鈍重な主人公が真の聖性へと肉薄しながらも悪魔との戦いにもろくも敗れていく。原作の枝葉を刈り取った脚色も見事である。

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