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ぴあ

ハビア・カレヤ "Do Not Touch"

18/11/24(土)~18/12/22(土)

NANZUKA

NANZUKAはスペイン人アーティスト、ハビア・カレヤの日本では初となる個展を開催する。
ピカソの生誕地として有名なマラガに生まれ、現在もそこで制作を続けるカレヤは、幼少期は体操のオリンピック選手を目指す強化選手としてバルセロナで過ごした。その後アートが自分の情熱を捧げる唯一のものだと確信し、アーティストへの道を進むまでに、さほど長い時間を費やす事はなかったと言う。
カレヤの作品は、日常生活のさまざまな出来事にちょっとした仕掛けを加えることによって、驚きとユーモアを与えるトリックに満ち溢れている。ルネ・マグリッドが好きだというカレヤは、その技法を参考にしながら現代的な肖像画において再解釈しようとチャレンジをしている。色彩の変化、場面の転換、登場人物とメッセージのギャップなど、カレヤがその細部に注意深く敬意を払うポイントである。また、鑑賞者が自ずと読み出すようなストーリーの設定は、カレヤが仕掛けた罠の一つ。カレヤの作品を前にした時、私たちはそこに私たち自身の精神性と主観性が表されていることに、やがて気付かされる。
また、カレヤの作品と日本との因果関係を語らないわけにはいかない。幼少期より日本の漫画やアニメーションなどに親しんで育ったカレヤにとって、自身の作品の登場人物をキャラクター的に強調して見せるスタイルは、自然と身についたスタイルだった。また、2007年にマラガ現代美術館における奈良美智の個展のサポートした経験も、カレヤのアーティストとしての成長に大きな影響を与えた。テキストを画面に引用する手法で、登場人物をよりウィットに富んだキャラクターに仕立てる手法などは、カレヤが奈良美智から学んだスタイルとも言える。
現在では日本の漫画やアニメを語る際に最大の特徴とされている「BIG EYE」は、江戸時代後期以降になってポルトガルなどの西欧諸国からもたらされた表現にその一因があるとされる。より西洋的な表現を追い求める過程で、漫画などの発展とともに日本人の美学が「大きな目」に執着をしていく歴史的なプロセスは、非常に興味深い事例である。そして、スペイン人であるカレヤの作品に、日本が育んだ表現の影響が逆輸入される図式は、まさに現在のグローバル社会のアートシーンを象徴している事だと言えるだろう。
本展では、十数点のキャンバスペインティングの他に、ドローイングと壁画を組み合わせたインスタレーション、等身大の彫刻作品を発表する。ギャラリーの空間を通して、鑑賞者ではなく参加者になるような展示構成となる予定である。

開催情報

11:00~19:00、日曜・月曜・祝祭日定休

料金

無料

出品作家

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