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ぴあ

一人息子

小津が初めて手掛けたトーキー作品。信州の田舎でたった一人の息子を進学させるために田畑を売り、身をけずって働いた母が、年老いてから東京の息子に会いにやって来る。だが、大学を出て出世していると思っていた息子は夜学の教師にすぎず、妻子とともに貧しい暮らしを送りながら将来への野心も失っていた……。小津が得意とする“親子“ものであるが、絶望的に暗いその世界は戦前の世相を反映していたのであろうか。全体的にトーキー1作目としては音に対する実験的な姿勢はみられず、あくまで現実音とセリフを使っただけのサイレント的演出で終始しており、小津スタイルの祖型となっている。

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