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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

マイ・レフトフット

アイルランドの画家であり、詩人であり、作家でもある実在のクリスティ・ブラウンは生まれながら、重度の脳性小児マヒに冒されていた。だが、貧しい子だくさんの家庭にあっても、温かい母の愛と父や兄妹たちの支えで日々を過ごしていた。医者からは、“植物同然にしか生きられない“と宣告されていたが、ある日、クリスティが左足を使ってチョークで何かを書いていた。“MOTHER“それが、彼の書いた初めての文字だった。並々ならぬ努力で、話せるようになり、絵を描き、後に妻となるメリー・カーと出逢うまでを辛抱強く丁寧に描き出している。センチメンタルになりがちな話をドライに、同情しすぎずに、クリスティの苦悩を演出するJ・シェリダンはこれが初監督とは思えないほど。また撮影中、ずっと車椅子に座り、左足だけを使って生活していたD・デイ・ルイスと母親役のB・フリッカーの名演技は、アカデミー主演男優、助演女優賞受賞にまさにふさわしい。

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