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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

刺青一代

独特の様式美が爆発、ファンを熱狂させた鈴木清順監督の秀作。日活B級アクションとして作られたありきたりの任侠映画のようでありながら、ラストに至って突如、歌舞伎にも似た舞台的=作劇的な展開を見せる。その破天荒なイメージは清順美学の最も顕著な一例として特筆されるものである。昭和の初め、ヤクザの鉄太郎は渡世の掟に従い人を刺した。堅気の弟との別れ際、追手とのいざこざで弟も人を殺してしまう。兄弟はそろって満州へ逃げのびようと、とある港町へ。しかし金をだまし取られ足止めを食う。旅費を稼ぐため人夫としてまじめに働く二人だったが、追っ手に執拗に追われ、またその町のヤクザの争いにも巻き込まれて、兄をかばうように弟は切り殺されてしまう。守るものを失った鉄太郎は怒りを胸に一人、組の屋敷へ殴り込む。血に染まる空、轟く雷鳴、次々に開かれる襖の色・色・色……。背中一面に鮮やかな刺青を見せながら、激しい立ち回りの末、鉄太郎はついに復讐を遂げるのだった。

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