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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

ピンク・フラミンゴ

いわゆるインディーズ・ブーム、カルト・ブームの大いなる源流が、この「ピンク・フラミンゴ」である。世界でいちばん卑しい人間を競いあうディヴァイン一家とマーブル兄姉。ベビー・ベッドで卵ばかり食う母親、ニワトリをはさまなければセックスできない息子、公園で若い女にハレンチ行為をする男や、生まれた赤ん坊を売りさばく女、といったケタはずれな登場人物たちが、犬のウンチをなめたり、家中の家具をなめまわしたり、野外パーティーでアヌスぱっくん踊りをしたり、警官を食っちまったりと、とにもかくにも、あらん限りの俗悪を展開してみせる。だが同時に、これほど無邪気な好奇心あふれる笑いをたたえた映画も珍しい。画面が俗悪であればあるほど、奇妙なおかしみが増すのだ。ただ残念なことに、いくつかの俗悪シーンにボカシがかかるのが惜しい。主演のディヴァインは、この1作でアンダーグラウンド界のスーパースターとなった。1998年には25周年記念バージョンとして、15分間のシーンが付け加えられた〈特別編〉が公開された。

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