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ぴあ

馬鹿が戦車〈タンク〉でやって来る

日永村のはずれに、少年戦車兵あがりのサブと頭の弱い弟の只六、そして耳の不自由な母親の3人が暮らしていた。村の人たちは彼らを村八分にしていた。なかでも長者・仁右衛門は戦後の農地解放でサブに農地を取られたのを根に持ち、サブとのいさかいが絶えない。いさかいが高じて、サブはブタ箱に入れられ、土地を取り上げられてしまう。出所したサブは、納屋に隠しておいた戦車に乗り、村中を大暴れする。“ある男が除隊のときにタンクを納屋に隠しておいて、ある日、それで暴れ出す“という團伊玖磨のひと口話をモチーフに、山田洋次がシナリオ化。どこかにありそうでどこにもない、日本のとある田舎を設定して、方言まで創作したという凝りようだ。喜劇の体裁をとりつつ、偏見に対する痛烈な批判がうかがえる。実に詩心のある仕上がりで、山田監督初期の代表作となった。

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