
月と雷
17/10/7(土)
テアトル新宿にて公開
“普通の家族“を知らぬ女性の心のさまよいを描写
『八日目の蝉』『紙の月』などの映画化作品でも知られる直木賞作家、角田光代の同名小説を映画化したヒューマンドラマ。変わりばえのしない日々を過ごす女性と、根無し草のように生きる母子の関わりを描きながら、家族や生活することの意味を問いかける。『海を感じる時』の安藤尋が監督を務め、リアルな描写で、人々の心のさまよいを描き出す。
幼少期に母に逃げられた過去を持ち、普通の家庭を知らないまま大人になった泰子。結婚を控えたある日、彼女の前に父の愛人だった女性と、その息子、智が現れる。かつて半年間だけ一緒に暮らしたことがある智との交流は、やがて泰子の生活を変えていき……