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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

人情紙風船

第二次世界大戦は、内外の多くの映画作家の命を奪ったが、戦火に消えた最大の才能の持ち主の一人は間違いなく山中貞雄であっただろう。若い頃から多くの作品のシナリオを手掛け、23歳で処女作「抱寝の長脇差」を撮ってから、28歳で遺作となったこの「人情紙風船」まで、約5年間で日本映画史にその名を深く刻んだ。物語は、出征を前にした山中貞雄の厭世的な心理状態が反映されている。長い間コンビを組んできた脚本家の三村伸太郎のシナリオを得て、貧乏長屋に住む人々の日常を苦悩に満ちたタッチで描いた。髪結の新三は、町の財閥である白子屋の箱入り娘を誘拐する。新三と同じ長屋に住む海野又十郎は、妻と二人で仕官する日を夢見て貧しい暮らしに耐えている。だが又十郎は新三の誘拐に一役絡んでいたのだった……。山中貞雄本人は“こんな作品を遺作にしたくはない“と戦地に赴いたというが、“キネマ旬報ベスト・テン“では、第4位に堂々選ばれた。

上映情報

ジャンル
日本映画
制作年・国
1937/日本
配給
邦画マイナー=P・C・L=前進座
上映時間
86分

キャスト&スタッフ

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