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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

王立宇宙軍 オネアミスの翼展 SFアニメができるまで

18/9/14(金)~18/11/11(日)

八王子市夢美術館

『王立宇宙軍 オネアミスの翼』は1987年にSFアニメ映画として劇場公開され、その独創性とリアルに描かれた作品世界は今日に至るまで映像の分野で高い評価を得ている。当時、24歳だった山賀博之監督をはじめ、無名だった若きクリエーター達が劇場向けアニメ映画に初挑戦したことも異例だったが、これまでのアニメ映画とは一線を画すその緻密な設定や映像美は、当時のアニメ業界に驚きをもって受け止められた。
本作はスタッフたちと等身大の青春群像劇を描きつつ、その異世界の設定は美術、デザイン、建築、政治、思想、文学、言語、宗教、風俗、食物、宇宙、工学、衣服、武器など多岐にわたり、その詳細な設定がSFでありながら、作品にリアルな実感をもたらした。加えて、特に注目したいのが完成映像に使われた設定よりも、実際には使われることのなかった制作過程の素材資料が本作の背後に膨大な数として横たわり、この世界を形づくっていたことだ。それらのつくり手の多くは、工業デザイン、建築、美術を学ぶ学生やまだ無名のアニメーター達だったが、山賀監督は作品にリアルな実感を創出するためには多種多様なセンスが必要と考え、彼らの個性が見えてきたところで得意な分野の素材資料を山ほどつくらせる。しかし、監督はそれらの素材資料を作品中の世界を統一する目的でつくらせたわけではなく、むしろ個々の才能が生かされたアイデアやデザインなどを集め、そこから作品をひとつの世界へと徐々に構築していったのだ。このような部分から全体をつくる方法は本作特有の手法といえるだろう。
本展では、主にこれらの制作過程の素材資料を国内で初めて紹介する。中でも山賀監督の制作メモは監督として本作をどのように構築していったかが赤裸々にわかる興味深い内容だ。数多くの素材資料を通じ、映像の中で現れるリアルさとはまた違った本作独特のSFアニメのつくり方をリアルに感じてもらいたい。

開催情報

ジャンル
美術館

10:00〜19:00(入館は閉館の30分前まで)、月曜日(祝日、振替休日の場合は開館し翌平日休館)

料金

一般600円、学生[小学生以上]・65歳以上300円

※15名以上は団体割引料金(2割引)を適用
※未就学児無料
※土曜日小中学生無料
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は無料(付き添いの方は1名まで無料)

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