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ぴあ

© Mori Nana courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

森ナナ個展『Nucleus』

18/10/6(土)~18/11/10(土)

KANA KAWANISHI GALLERY

KANA KAWANISHI GALLERYは、森ナナ個展『Nucleus』を開催する。
森ナナは、書を生業とする家庭環境に育ち、東京藝術大学美術学部先端芸術表現科にて墨と筆による自身の創作を一心に深め続け、2016年に同大学院修士課程修了後、初めてこのたび個展を迎える。父が揮毫(きごう)した数多の書の中から、論理的には説明できないながらも確信的な「ある基準」において、幾つかのみを作品として選び取っていく作業を幼少期より眺めながら、書自体が湛えうる核力のようなものについて、森ナナはひたすらに追求し続けてきた。中国では六芸のひとつとしての古来より深く芸術的価値を見出されてきた「書」は、日本では独自の変遷を経ており、西洋美術の概念の流入に際し「書」をいかに位置付けるべきかが論じられた明治時代には、書における「『イメージ』と『言語』の根深い二項対立」についての議論も活発化した。古来より引き継がれる伝統的な東洋芸術としての側面と、明治以降に新たに流入してきた西洋美術との独特の距離感を探りながら、日本近現代の書家たちは、それぞれに試行錯誤を重ね各々の思想を作品に昇華させてきた。森ナナは、本来書は「人が潜在的に持っているエネルギーに直にリンクできる可能性のあるメディア」であると語る。制作に際しては、身心の状態に目を向け、何時間も墨を摺り続けながら、揮毫準備を整える。一回性により揮毫される作品は、身体が線を体得するまで何枚も繰り返し、墨・紙・筆・水・気候などの状態の兼ね合いにより、初めに紙に着地をした部分が紙の最上部に浮かび顕れる。つまりは「瞬間」と同時に「連続性」が線の中に造形として閉じ込められ、時間軸をも内在させた芸術表現であると言えるだろう。顕在意識と潜在意識を往来し、身体の境を超越する僅かな瞬間。または、気候/身心/土地性などのあらゆる状態が唯一の点に集結しえた時のみ捉えることのできる機会。作品には、これらの多面的な事象が奥行きをもって表出し、作品内部の空間性のみならず、展示空間においても多次元的に展開される。

開催情報

13:00〜20:00(土曜は12:00〜19:00)、日曜・月曜・祝日休廊

料金

無料

出品作家

お問い合わせ

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