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ぴあ

秋季特別展「第2回ふね遺産認定記念 大日本海志編纂資料展」

18/10/20(土)~18/12/2(日)

東京大学 駒場博物館

明治16年(1883)に農商務省駅逓局から古来船舶制度調査事業を移管された海軍省は、海軍彙編・海防彙編・造船彙編・海運彙編・通商彙編より成る日本海志の編纂を企て、水軍・外交・海防・造船・海運・海外通商などに関わる資料の収集に鋭意努めた。しかし、日本海志の編纂はついに陽の目を見ず、両省によって蒐集された資料は大日本海志編纂資料として海軍省の海軍文庫に収蔵さた。敗戦直後、海軍文庫の図書は海軍省から本郷の東京帝国大学に運ばれ、さらに駒場の教養学部図書館に移された。東京大学史料編纂所に分蔵される数冊を除いて、若干の欠本はあるものの、敗戦直後の事情を考えれば、大日本海志編纂資料がほぼ完全な形で今に伝えられたことは奇跡といってよく、ひとえに多くの関係者の尽力の賜である。
大日本海志編纂資料をデジタル化して公開した平成21年(2009)以降、駒場図書館は資料保存の観点から閲覧を停止しているが、本年7月に日本船舶海洋工学会から歴史的な価値のあるふね遺産(Ship Heritage)として認定されたのを記念して、大日本海志編纂資料に駒場図書館の所蔵する参考資料を加えて展覧会を開催することにした。
大日本海志編纂資料の特色を一言でいえば、水軍書と木割書・図面などの造船関係の資料が充実していることで、なかでも図面の9 割を原本が占めることは特筆にあたいする。展示ケースの関係から見事な図面をほとんどお見せできないのは心残りだが、司馬遼太郎『坂の上の雲』によれば「日露戦争中、東郷大将の知嚢として、機略縦横、鬼才の名を恣にした」海軍作戦参謀秋山真之が戦術を練るのに参照した水軍書『能島流海賊古法』、造船の流派を代表する境流・瀬戸流・唐津流・伊予流の豪華な秘伝書、薩摩藩が仕様を決定するため作成した船ではまれな御座船の上廻りの起絵図、幕末の洋式船の絵図面など逸品を展示して日本の豊かな船の文化の一端を紹介する。

開催情報

10:00〜18:00、火曜日休館

※入館は閉館の30分前まで

料金

無料

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